Clean Diesel 但馬技術大学校 自動車部 HOME  INFORMATION  お問い合わせ  English
サポート企業
FC design
株式会社 ダイキアクシス
バイオディーゼル燃料とは 低燃費レースとは 活動報告 製作活動 サークルの紹介 リンク

活動報告

今後の予定>>

21 件中 1 〜 10 件目リスト表示

今年もFAME世界記録更新! (2011/08/22)
Shell Eco-marathon Asia 2011クラス優勝&総合4位 (2011/07/11)
FAME世界記録更新! (2010/08/31)
1st.Shell Eco-marathon Asia 2010総合2位&クラス優勝 (2010/07/17)
UKトラックショーを満喫! (2008/07/23)
いざイギリスへ! (2008/07/17)
Shell Eco-marathon Youth Challenge UK 2008でクラス優勝 (2008/07/15)
Shell Eco-marathon UK 2007でクラス優勝 (2007/07/16)
イギリス遠征に向け最後の試験走行 (2007/06/09)
試験走行を実施しました (2007/05/07)
<<前の10件 次の10件>>


スーパーマイレッジカーチャレンジ広島2006



新エンジン絶好調!猛烈なスタートダッシュ!!

天気もエンジンの調子もよく快走!

1日目絶好調!2日目使用不能になった新エンジン…

必死にエンジン載せ替えの準備

TVカメラマンも必死です

パンクが心配…走行を見守る

ゴール!何とか記録を残すことができました

全体写真

SAEチャンピオンのカナダチーム、なめらかなでコンパクトなボディーにほれぼれ!

チーム写真

8月26〜27日に広島県運転免許センターで開催されたスーパーマイレッジカーチャレンジ2006に参加しました。昨年当チームが樹立したバイオディーゼルクラスの世界記録を更新すべく、コモンレール用ソレノイドインジェクタを搭載した新エンジンをレースデビューさせました。しかし、不運にも世界記録を更新することができませんでした。悪戦苦闘の2日間でした。


1日目 … 遠征出発前日に、トラブル続きであった圧力調整弁をなんとか使用できるようにして大会に何とか間に合わすことができました。大会では、今までの苦労が嘘のようにエンジンの調子がベリーグッド!ぎりぎりまでエンジン試験をした効果だと実感しました。始動性に関しても現仕様ではいうことなし!不安はあるが、心の中では結構いけるかも…そんなことを考えていました。朝から日差しが強く気温は上昇、お昼を過ぎると路面温度も含めかなりいい状態となったので、1本目をスタートした。ドライバーはエンジンの調子の良さに対応できず、猛烈な加速で疾走していきました。序盤は予定のペースより速い速度で走行していたが、ドライバーも徐々になれ、ナイスペースで走行する。しかし、残り1周半を残し不運にもパンクによりストップ&リタイヤ!気温・路面温度などのコンディションはまだまだいいので、手早くタイヤを交換し、2本目をスタートした。ドライバーも絶好調エンジンに慣れ、速度コントロールもぱっちり!なかなかいけるなと思っていた競技中盤…またもやパンク!!不運すぎる2連続リタイヤとなった。気温が下がってきて、記録を狙えるコンディションではなくなったので、残り時間を2日目の準備に費やしました。あとで、1日目の走行結果を簡易計測で測定すると1300〜1500km/L程度、スタートロスやタイヤの空気圧を考えると世界記録更新できそうだなと実感し、若干余裕気味で1日目を終了しました。


2日目 … 朝から曇り空、大丈夫かなと思いながら準備をしていると天候も回復してきました。運が向いてきたかなと思いながら、10時半のスタートを目標に暖機を開始する。大会1日で学生たちもずいぶんと成長し、学生たちで暖機をさせることにして私はコースの状況を確認しに行く。路面温度も徐々に上がり、そろそろスタートしようかととピットに戻ると…事件発生!!エンジンが始動しない!出発ぎりぎりまで困らされた圧力調整弁がついに壊れたのだ!やっぱり昨日同様運が悪い。そんなに日頃の行いが悪いのかと思いながら、大至急昨年のエンジンに交換することを決定!ただ、エンジンを積み込んだり断熱の処理をするのに学生は1日を要していたのでかなり心配になる。12時までに作業完了と発破をかけ作業開始!学生たちの目の色が変わる。苦戦しながらも12時過ぎに作業完了することができた。大会期間をとおし学生は成長し続けているな実感することができた。作業完了後、すぐに走行を開始する。1本目を12時半頃スタート!昨年のエンジンだからほとんどわかっているつもりだったが、実際に新エンジンとの走行の違いに感じる。始動後のもたつき、エンジンOFFのレスポンスの悪さ、加速時間など新エンジンに劣る部分が多くあった。走行のほうは順調に集会を重ね無事完走することができた。しかし、フロントタイヤの空気が抜けている。ドライバー曰く、最後の1周で徐々に転がりが悪くなったため、余分に1回エンジンをかけているとのこと。これでは記録更新は難しいなと思いながら、燃料計測をしてもらう。記録は1504km/Lで悪い記録ではないのだが、望んだ記録ではない。時間はまだあるので、タイヤを交換し、空気圧を上げて最後の走行に向かう。順調に走行を重ね、ペースもかなりいい。記録を狙うため制限時間ぎりぎりでゴールできるなと思いながら最終周を迎える。しかし…残り時間2分をきったあたりから、顔色が変わる。時間内にゴールできるかどうか微妙になってきた。車は見えているのだが、なかなか近づかない。時間はびっくりするくらい早く立ってしまう。やばい…ゴールはするが7秒時間をオーバーし無効となってしまう。


今大会を振り返り、トラブルが多かったのですが防げないモトラブルが大半で不運だらけだったような気がします。そんな中、学生たちの成長ぶりには驚いております。結構いいポテンシャルを持っているんだなと感心させられました。活動を支援して頂いているスポンサー企業様、誠にありがとうございます。これからもバイオディーゼル燃料で挑戦していきますので、皆さんのご支援・ご声援をよろしくお願い致します。



2006年08月31日 |
Copyright (C) 2005 Hyogo Prefectural Tajima Technical Institute Automotive Engineering Club. All Rights Reserved.