7月2〜3日、ロッキンガムモータースピードウェイ(イギリス、コービー)で開催された省エネカーレース『Shell Eco-marathon Youth Challenge UK 2008』にバイオディーゼル燃料(FAME)で挑戦しました。
今年も昨年と同様に2日間をとおして不安定な天気で、走行を開始するか否かでかなり悩みました。
また奇妙な現象にも悩まされ、車両の性能をフルに発揮することができませんでした。
参加台数は72台(9カ国)で、昨年より若干少ない感じでした。
1日目…
受付時にクラスの参加台数が1台と判明…昨年同クラスに出場していたチームが不参加だったり、ディーゼルなどへクラス変更しているようでした。
午前中に練習走行をおこない好感触!
昨年は1周あたりエンジンを5回かけていたのに今年は3回ですみ期待大!
感覚的には1200km/Lはいっている感じでした。
午後からのコンペティションを前に降雨…雨がやみ路面が乾くまで待機し走行を開始する。
まずは記録を残すため、無理のないセッティングで挑戦しました。
若干転がりが悪く練習走行ほどの好走行はできず、記録は2463mpg≒871.9km/Lでした。
しかし、無難に記録を残す作戦は成功!
転がりをよくするために車両を調整し次の走行に備えるが、1日目が終了する。
2日目…
朝から強めの雨が降り、コースは水たまりができるほどのウェット!
気候とコースコンディションが回復するまで待機…
午前のうちにコースコンディションはドライになり、チャレンジ開始!
1日目の練習走行のように快調な走行を見せる、ただ走行台数が多く混雑が気になる。
5周目/7周…帰ってこない、ステアリング周りトラブル発生し、リタイヤする。
今年もレッカーに乗せられた無惨な姿が…
ステアリング周りの修復作業を無難に終わらせ、再度チャレンジを開始!
しかし2周でピットイン…今度は速度計が動かなくなるトラブル…今まで同じ速度計を使っているが初めてのトラブルに困惑。
ただ、転がり、エンジンとも好調で好感触!
速やかに次の走行に移る…
ここからロッキンガムの魔物にとりつかれ、悪夢が始まる。
スタート前の燃料計測時にエンジンがかからず、パドックに出て原因調査…エンジンはちゃんとかかる…???
再びスタート前の燃料計測に向かうが、またしてもエンジンがかからない。
ピットの戻り確認するとエンジンはかかる…???
気持ちを切り替えるために新品部品に交換し、最後のスタート時間に滑り込む…
またしてもスタート前の燃料計測でエンジンがかからない…しばらく粘ったがあきらめることにする。
学生たちはかなりあきらめきれない様子だった。
ピットに戻り、エンジンをかけてみると…普通にかかる…??????
魔物にとりつかれたような2日目でした。
清原部長のコメント
『本来の実力が発揮できずとても残念だったが、2日間とても充実した時間が過ごせました。いろいろな刺激を受け成長できたと思うので、今後の国内大会に活かしていきます。記録を残せたのでよかったです。』
最後に、本年も本来の実力を発揮できず大変悔しい大会になりました。
昨年と比較すると明らかに好感触を得ていた今年だけにかなり残念です。
この気持ちは私よりも必死に頑張ってきた学生たちのほうが強く感じていると思います。
夏の世界記録更新に向けて再び加速していきます。
最後に、スポンサー企業の皆様、車両の輸送を引き受けて頂いた日通航空様、ご協力頂いた皆様方には大変感謝いたしております。
8月23〜24日の広島大会では世界記録更新を目標にがんばりますので、今後ともご支援・ご声援をよろしくお願いいたします。
※今後イギリス遠征記として、イギリスでの道中や大会の詳細をアップを予定しております。お楽しみ下さい。