昨日、今週末に開催されるこうちエコパワーレースに向け、豊岡自動車教習所で試験走行を実施しました。
お昼休みに試験走行を実施したのですが、いきなりクラッチを固定しているネジが破損!原因は加工精度の問題ですき間ができており、ネジ本体にディーゼルエンジンの強大なトルクが繰り返しかかったための疲労破壊であると判明!早速修復作業を開始し、ネジサイズの変更やすき間の改善をおこないました。要した時間は1時間弱、試験走行をする時間がなくなってしまいました。
豊岡自動車教習所様のご厚意で、夕方からナイター設備をして試験走行を実施することができました。今回の試験走行では、広島大会で問題となったホイールスピンを極力抑えるように燃料噴射量を微調整することに重点を置きました。完全にホイールスピンをなくすことはできませんでしたが、広島大会と比較するとかなり改善することができました。
話は少し変わりますが、朝夕の冷え込みが厳しくなり新たな発見がありました。エンジン温度10〜20℃の始動性が悪いことです。軽油を使用しているときは、あまり気になりませんでしたが、バイオディーゼル燃料を使用した今回の試験走行では気になりました。エンジン温度の上昇とともに始動性は改善され、実際走行するときの温度まで上げれば問題なく始動しますが、低温時は良くなかったです。燃料噴射量を増量すれば問題なく始動するのですが、記録に影響するし… 始動性については、燃料の製造元であるダイキアクシス様に質問してみよう。ちなみに、我々はグローなどの予熱装置を使っていないため低温時の始動性に影響しているのであり、公道を走行する自動車では問題なく始動しますのでご安心下さい。
最後に、ご協力を頂きました豊岡自動車教習所の皆様、遅くまで本当にありがとうございました。