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ニューエンジン始動!! (2006/07/23)
『なぜバイオディーゼルなのか?』第2回 (2006/04/17)
2006年仕様について (2006/04/17)
『なぜバイオディーゼルなのか?』第1回 (2006/02/08)
カーボン製ワイドリムホイールの紹介 (2005/12/08)
車両の紹介 (2005/12/06)
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カーボン製ワイドリムホイールの紹介



フロントホイール

リヤホイール。リヤタイヤ後方にあるガラス製燃料タンクの中には、バイオディーゼル燃料のD・OILが入っています。

 こうちエコパワーレースで注目を集めたカーボン製ワイドリムホイールを紹介します。


 当チームのカーボン製ワイドリムホイールは、FCデザイン様のご協力により、自分たちで製作しました。作業は大きく4工程に分けられ、時間・コスト・労力・根性が必要となります。結構大変な作業であることに加え、失敗した場合にはかなりの損失が発生しますので、それなりの加工技術も必要となります。



  1.  カーボンリムの製作です。メス型にカーボンプリプレグを貼り付けて製作しますが、下準備がかなり面倒です。カーボンプリプレグを必要な大きさに必要数カットするのですが、カットする枚数がかなり多く、学生たちが一番嫌がる作業です。それに加え、焼き上がったリムをきれいに水研ぎするのですが、これも学生たちは嫌がっています。私としては、別に大してしんどいとは思わないのですが…
  2.  ハブの製作です。ハブはジュラルミンを切削加工して製作しますが、昨年は汎用旋盤で切削しました。今年製作した新バージョンはNC旋盤を使用して切削しております。このNC旋盤が素晴らしく便利で、新バージョンの曲面と軸受けのはめあいはかなりいい感じです。ただ、工具補正の設定が面倒ですが、汎用旋盤よりも短時間で加工できるため工具補正の手間は気になりません。
  3.  カーボンディスクは、サンドイッチパネルをカットするだけです。大きなバンドソーが無いため、気合いを入れてカッターナイフでカット!この作業も学生たちは嫌がります。
  4.  接着と仕上げ加工です。ハブとディスクを接着し旋盤で加工。ディスクとリムを接着し旋盤で加工。いくら各部品の精度が良くても、この最後の工程を丁寧にしなければ精度の良いホイールはできません。この最後の工程だけは、絶対に私が自分で加工しております。

 結構大変な作業だと思いませんか?昨年製作した旧バージョンは、性能が今ひとつでした。特に、衝撃に対する強度が弱く、1度バーストすると縦方向と横方向のふれが発生するほど歪みました。今年製作した新バージョンは、耐衝撃性を向上しバーストしても大丈夫でした。今考えると、旧バージョンはもったいなかったな…再利用しないと…と思います。確実を求めるのであれば購入することも選択肢のひとつかも知れません。



2005年12月08日 |
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