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ニューエンジン始動!! (2006/07/23)
『なぜバイオディーゼルなのか?』第2回 (2006/04/17)
2006年仕様について (2006/04/17)
『なぜバイオディーゼルなのか?』第1回 (2006/02/08)
カーボン製ワイドリムホイールの紹介 (2005/12/08)
車両の紹介 (2005/12/06)
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『なぜバイオディーゼルなのか?』第1回



1893〜1895年に製造された実験用ディーゼルエンジンです。燃料消費率は382g/HPhですので、熱効率は16%程度ですね。(写真他 MAN AG HPより)
 

 はじめに


 2004年からディーゼルエンジンで低燃費レースに挑戦しておりますが、昨年、一昨年と新しい挑戦のおかげでいろいろな方とお話をする機会が増えました。会話の中でいつも気になるのが『なぜディーゼルエンジンなのか?』『なぜバイオディーゼルなのか?』という質問です。私は冗談で『誰もしていないから…』とか『記録が残せれば1番だから』と答えるのですが…



 近年の国内動向をみると、国内で自動車用ディーゼルエンジンを厳しく規制していく傾向にあります。また時には悪者扱いされることもあります。規制が主な原因なのかわかりませんが、ディーゼル乗用車は激減しディーゼルエンジンと触れ合う機会がなくなりつつあります。また、国内でのディーゼルエンジンのイメージも悪く、当校の学生にイメージを聞くと悲しいことに『良い』『欲しい』という答えは皆無です。以上のような状況にあるため、『なぜディーゼルエンジンなのか?』という質問があるのだろうか…
 一方、ディーゼルエンジンは小型化や小排気量化、軽量化が困難なため低燃費レースには不向きという考え方もできます。低燃費レースに限定すると排気量は4〜7倍大きく、エンジン重量は3〜4倍ほど重くなります。現在、当チームの競技車両の車両重量は約50kgですから、ガソリンエンジンの競技車と比較すると約2倍で非常に不利な状況なのです。これが『なぜディーゼルエンジンなのか?』という質問の原因なのだろうか…
 しかし、そのような不利な状況の中、国内の低燃費レースではガソリンエンジンのトップクラスには及びませんが、結構上位に食い込んでいます。決して満足のできる記録ではありませんが、不思議だと思いませんか? ちなみに、記録の伸びる要素はまだ多くあります。



 まえおきが長くなりましたが、これから時間を見つけて『本当にディーゼルエンジンはイメージどおりの劣等エンジンなのか?』それとも『派手さはないが優等エンジンなのか?』ということをコラムのような感じで少しずつ書いていきます。また、バイオディーゼルの秘めた性能について考えていきます。
 はじめに結論というのはおかしいですが、現段階ではディーゼルエンジンは素晴らしい優等エンジンであり、バイオディーゼルは内燃機関の未来を担う燃料であると思います。あくまで現段階での私の結論です。こんなことを書くとディーゼル信者と毛嫌いされるかも知れませんが、できるだけ客観的に判断して書いていきますので、『なぜディーゼルエンジンなのか?』『なぜバイオディーゼルなのか?』の答えを見つけて下さい。



2006年02月08日 |
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